おおはるカフェ
集合住宅の1階部分にテナントとして入っている物件には、様々な制約が多い。
それは間取りであったり、天井高であったり、トイレの場所やら厨房スペース等、自分の考えるレイアウトが実現できないという例はあまた存在していると思われる。
そんな制約の中で、どう工夫するかと考えること自体を楽しめる人は、そのプロセスそのものが面白い。
一方、理想通りにいかないことでストレスを抱え込んでしまうタイプの人は、このプロセスが妥協の連続だと思ってしまうのですね。
(私は前者、念のため。)
閑話休題。
で、【おおはるカフェ】。
ここは名古屋近郊の長閑な田園地帯とニュータウンが建設されているスプロール現象の典型みたいな大治町に、ある(名古屋市中村区の西隣)。
→2階は居住スペース?
駐車スペースがあるが、止めてある台数が増えてくるとスゴク止めづらい(行ってみればわかります)。
エントランスから「手づくり感」が伝わってくる。
→ヴィクトリアン・クラフトで売っていそうな玄関ですね。
駐車場から見る外観では、名古屋の喫茶のイメージにありがちな「地元のおっちゃんが、モーニングの時間帯にスポーツ新聞を読んでいる」的な雰囲気が、なくもない(二重否定)。
入店。
→窓に向けて設置した席の目の前は「田んぼ」!
即、アイデアと工夫で、オーナーが「こうありたい」と感じられるスペースであることがわかる。
「ホッ」とする、そんな空間になっていて、こまかいところにも気配りがしてあるのですね。
→やはりロータスのキャラメルビスケット付き!
内装品には高価なブランド家具をそろえて並べてあるわけでもなく(でも、定番品はあります)、身の丈にあったインテリアでまとめているところが、好印象。
バブル崩壊以降、個人的に好きな言葉が「身の丈」である。
でもそれだけだったらつまらないので、ちょっと「背伸びをする」くらいがいいとも思う。
特に(身体的というよりも)心理面で育ち盛りの若者はそんな感じが一番いいと思うのですね。ここ【おおはるカフェ】はそんな成長を感じさせる空間です。
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基礎データ
店名:おおはるカフェ
場所:愛知県海部郡大治町八ツ屋字西田面59−1
電話:052−485−8658
営業時間:11:00−22:00
定休日:火曜日
公式URL:http://www.ooharucafe.jp/