虹の樹
コンクリート打ちっ放しの無機質な外観を、緑が年とともに次第に覆っていくように設計された「虹の樹」は、瀬戸市郊外の品野地区にある。
→要塞のようでもある。
→ここが入口。
【RC】と略されるコンクリート造りの(一般居住住宅としての)建物は安藤忠雄氏の諸作品で広く世間に広まったのだと思うが、公共建築物とは違い、個人の家で【RC造】を建てようとすると、コスト的に1.7倍以上(!?)はするらしい(ものにもよるのでしょうが、コンクリの厚さとか、除湿・暖房用の対策とか)。
加えて、日本では湿気対策やら何やらで意外と「住みづらい」とも聞く。
「住む」ことに快適さを求めると【RC造】はやめておいた方がよい−−−−−−−−−−−−−とプロの方々からアドバイスをされた。
では、快適さ以外に「住」に求めることは何だろうか?
不便さと同居しても、それでもこれにこだわることって何だろうか?
○地震対策!?
(このご時世だし、東海地震発生確率87%/30年だし・・・・。)
○質感!?
(冷たくて灰色の持つイメージから受ける印象に「萌える」とか・・・・・ね。)
○防音!?
(そりゃ、都会では隣との距離が近いから効果があるかもしれないけど、ヤマハのアビテックスを設置すれば、フツーの家でもかなりの防音効果があるというし・・・・。)
ん〜〜〜、やはり住む人の頭の中が形になって表れてくるものなのでしょう。
で、虹の樹である。
インテリアは一言で言えば「コンクリートと木とガラスの造形」である。
→外から見えた小窓は、内からはこんな感じ。
→この窓越しの景色を見せたかったんだろうなというテーブルとアングル。
この組み合わせはベストマッチだろう。
それをどんなふうにレイアウトするか・・・・、窓の外に映る景色と、どのように組み合わせるか、それが楽しいのですね。
→天井配管
一部、個室になっていて、そこは畳の間である。「RCに畳」とは!
→奥の部屋が「和室」。
オーナーはあえてこの造形の中にどうしても作ってみたかったのかもしれない。
これからどんなふうに緑とRCが調和していくのか−−−−−−−−−−−−−が楽しみなお店です。
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基礎データ
店名:虹の樹
場所:愛知県瀬戸市穴田町580
電話番号:0561-48-8806
営業時間:平日10:00〜18:00 土日祝日9:00〜18:00
定休日:月曜(祝日は営業)
公式URL:http://yano.ne.jp/nijinoki/