milou (ミル)

名古屋市・地下鉄東山線、本山駅下車。
覚王山駅側に向かって2ブロック目(「末盛通4」の信号を右折、北へ向かいます)。
少し歩くと右手前に目的の“milou”あり。

外見は住宅街の中にあるごく普通の喫茶店(昔は何かの事務所だったとか)。

 ←こんな感じ(今風のオサレなものとは一線引ける)

中に入ってもカウンターとテーブルの配置もごく普通。

ところがメニューを見ると意外な一面が見えてくる。

【メニュー】↓

 私は下から3つめのブレンドが好き。

コーヒーの自家焙煎という前提はいいとして、紅茶も注文を受けてから新鮮な水から沸かして淹れるという。
そして、両方に共通するミルクは名古屋市にありながら「四つ葉牛乳」を使用しているのです。

 ←「ねっ」

 知らなかったぞ。「中部よつ葉会」

実は個人的には「四つ葉」のファンなのですね。

三大乳業メーカー(明治森永雪印)の陰に隠れながらの万年4位(でも北海道ではNO.2)というポジションやその企業姿勢が好きなのです。

(実は、明治のこれ↓を飲んでみたいと思いつつ早、年が経とうとしています。これは何処で売っているのでしょう?)
http://www.meinyu.jp/product/milk_drink/zeitakushibori/

他にも、食材のトレーサビリティがわかるように説明が続く。





 地元にいても“にしわきファーム”を知りませんでした。

オリジナルブレンドを最初は注文したのですが、改めてメニューを見直してみると、よりストロングなブレンドがあることに気づき、訂正。
デミタスカップで出てきたコーヒーは、

「おいしい。私が求めているもの(というかこういうコーヒーを自分でも淹れるので)同志を得た。」という気持ちのほうが大きかったのです。

入口近くにコーヒー関連グッズが置かれていて、見てみるとそこには、な、な、なんと私が長年探し求めていた「コーヒーポットの注ぎ口にセットして湯量を調整する器具(何ていうのだろう?)が105円で売られている。

 このシンプルな造形

ここでまた感動してしまい、2個購入

この器具をポットにセットして、コーヒードリッパーに傾けると「誰でも点滴抽出」が容易になるのです。

詳細はこちら

“milou”は1999年にオープン。
翌年刊行された単行本『CAFE VU PAR ...』にオーナー鈴木義弘さんの開店までの経緯と経営コンセプトが紹介されている。

いくつか紹介すると・・・・・、

@自分の落ち着ける空間で、のんびりおいしいコーヒーとか食べ物とか、本を読めるそんな場を作りたかった。

A電気、水道、ガス以外はすべて自分たちで作った(内装も)。東急ハンズ勤務の経験があったせいか、商品に関するいろんなルートを持っていた。

B銀座“ランブル”、吉祥寺“もか”には勉強のため「客」として訪れている。

C京都三条河原町の“六曜社・地下店”が好きである。

DラウンジスペースのLPジャケットはテーマに沿って並べられている。

E店内禁煙。

F夫婦2人でできる限りやる。あまり忙しくなるようだったら、席数を減らす(笑)。←これ、英断ですね

気になった点が1つ。
スピーカーは(たぶん)AURATONEの5Cだと思われますが、バッフル面のカバーにはオリジナルのスポンジが使われておらず、珈琲豆の入っていた麻袋(ジュート)が貼られている。
個人的には何も前には付けずにしておいたほうが感じはいいと思うのですが・・・・・・・(心地よいBGMとして流すのであれば、このくらいの大きさがいいのかもしれないと思ったのでした)。

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基礎データ
〒464-0037
住所:愛知県名古屋市千種区楠元町2-35
電話番号:052-764-4936
営業時間:10:00〜20:00(日曜日〜18:30) 木曜日休み→奥様ご出産にあたり通常も暫く〜18:30とのこと。
店内禁煙(↓)です。