がらん

岐阜県旧山岡町(現・恵那市)にある日曜日しか営業しない喫茶店
平日は何をしているかというと、名古屋市内にて珈琲豆の販売を中心として営業をされているのですね。

この「日曜日のみの営業」というコンセプトがよい。

店舗は昭和の時代(それも高度経済成長以前の雰囲気)を偲ばせる外観と内装となっており、
手作りの看板(↓?)がなければ、喫茶店とはとうてい思えない。



ホームページによれば、とにかく手作りでこの店舗を構えるように至ったようである。

 (過疎の中山間地の廃屋のようだ−−−−−ちょっと言い過ぎか?

庭の整備から内装での柱の仕上げや壁の保全等、好きでなければ(たぶん)できない。
さらにそれを店舗として客に提供しようと思うには、やはり休日なしで働くことの喜びを、喫茶店という業態に見いだしているからに違いない。

なかなかそんな境地にはならないぞ。普通は休みたくなると思うのですね。

で、店舗へは潜り戸を開けて入っていくのだが、テーブル席へは靴を脱いで上がることになっている。

 「土間」が物品販売とレジ

古い窓硝子は古いままで、当時の品質が一定でなかったせいか、透明なのに窓の外の景色が波打って見える(それがまたノスタルジーを誘ってよろしい)。

庭には四季折々の花々が植えられていると思われる(冬季は寂しい)。

 山岡町は「寒天」でも有名

日常の毎日をONとOFFに切り替えることで、再び活力が沸いてくる、そんな日々を送るためにマスターは、あえて名古屋市内から約2時間も離れたここへの立地としたのだろうと思うのでした。

名古屋の本店は自家焙煎珈琲豆の販売をメインにしているところなので、珈琲は美味しい方だと思います(こちらの店舗でも販売)。

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基礎データ
住所:岐阜県恵那市山岡町久保原433
пF0573−56−3995
営業時間:9:00−17:00
定休日:月−土(日曜日のみ営業)
駐車場有り