コクウ珈琲
旧中山道太田宿(岐阜県美濃加茂市)に在る。
それ故、宿場町の面影を残した純和風の建造物かと思うと、築80年の旧郵便局(?)の建物(洋風)をリノベーションした店舗となっていて、宿場町立地の珈琲店だが、五街道=江戸時代なので「純和風」的なお店というわけではなく、外観も
image がだいぶ違う。
ほら、ね。
→正面左側から。
→正面右側から。
→入口ドア脇にあるプレート(コクウ珈琲=COCU COFFEE)
お店の中もart系である。
もともとHUTTE FURNITURE(正確には“U”にウムラウトがつく)というインテリアショップ(家具製造販売)が手がけたそうなので、ここのテーブル・チェアはそこの Concept で統一。
→テーブルの配置にゆとり。
ローソファ+ローテーブルも空いていたが、原稿を書きたかったので高さ:70cmほどのスクエア・テーブルの席に着く。
menu book もここの手づくり。インテリアも店主の Concept が如実に表れていて、前述の HUTTE FURNITURE の椅子や机だけでなく、小物類の
display にも意図を感じる。
それが端的に表れているところとして、各種雑誌に紹介されているスペースが、ここ。
→壁に向かっている一人がけテーブルと椅子。
ひとりがけの机と椅子+眼前の壁には?が留まっているようにも見える。
→角度を変えてみると、店の一番奥の角っこに位置。
不思議な空間である。
気になったのでトイレにも行ってみた。
あ〜、やっぱり。
→シンプルかつアート?
→消臭効果がある? といわれる珈琲の使用済み粉を隅へ置いてある。
アイデアが詰まった空間になっている。
→蛇口も流しもretro。
珈琲が運ばれてきた。
珈琲だけではなく+1品あり。
(名古屋エリアではふつうは、ピーナツの小袋が多いのだけれど、そんな月並みなものではなく・・・
自信があると思われる自家焙煎に合うように)
chocolateを+α
珈琲を一口。う〜〜〜む、私の好みと系統が違うようだ。
(おいしいんですよ、でも、もともと珈琲は嗜好品なので、コメントは差し控えたい)
ここは、都会のオサレ(お洒落)な街に立地しているわけではない。
地方都市(美濃加茂市は人口5.5万人程度)にありながらも、その空間はまさにオサレ(お洒落)。
室内空間がゆとりを持っていて、それがこんなにも自由度が高い店舗として可能になっているという好例でしょう。
→カウンター席は、なし。
座席数10(1人*1、2人*3、3人*1←あえて4人掛けになっていない)。
マスターひとりで切り盛りするためには、これくらいの客席数が妥当だと思われます。
駐車場は旧中山道を挟んだはす向かいに数台分あります。
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基礎データ
店名:コクウ珈琲(2009年6月13日open)
場所:岐阜県美濃加茂市太田本町1-7-1
電話:0574-49-9840
営業時間:10:00〜21:00
定休日:木曜日
公式ホームページ:ないもよう