たらそ
富山県滑川市にある海洋深層水施設“タラソピア”に行ったことがあります。
富山湾の海洋深層水を利用したお風呂やジャグジー(?)があって、コンスタントに通いさえすれば健康増進になりそうな施設でした。
閑話休題。
タラソ=海
という意味らしく、今回の「たらそ」(ひらがなで書く)も
@ オーシャンビュー(海に向けて開けている構造)
A ウッドデッキ(木製突き出し場所)
B ヒーリングスペース(癒しの空間と感じる−注 エステとかではありません)
という3つの機能を併せ持った“喫茶店”なのでした。
業界(と一部のアンテナの高い人々)には有名らしく、紹介されているブログもいくつかあります。
公式ホームページもあってプロの手による仕上がりのよいものになっています。
駐車スペースから中央階段を下りていく構造になっていますが、そのアプローチも凝っていて屋根の配置と海と階段のレイアウトがこんな感じなのです。↓
右側の煙突は薪ストーブの煙突
遠近法を意識して屋根がせりよった構造になっています。
この建物は愛知万博迎賓館を設計された堀尾佳弘氏によるものだそう(当然こちらの設計の方が早い)。
ウッドデッキからの眺めはこんな感じ
屋外と室内に配置されたテーブルと椅子は、海に向けて置かれており、2名様用席のようでした。
(「大勢で来ては入りきれません」という意思表示にもとれます)
レイアウトはこうなっています↓。
これ、注文伝票です。私は“6”の席に座ったのですね。
こんな伝票も初めて見ました。とてもわかりやすいし、(たぶん)注文ミスも未然に防げるようになっています。
ここのセールスポイントはこの立地だけでなく、“音”にもあります。
実はこのことで足を運んだのです。
ここにハードに関しての記述があるのですが・・・・。
ANALOG PLAYER
■NOTTINGHSM-ANALOG-STUDIO(N.A.S)−イギリス
UNIVERSAL PLAYER
■ESOTERIC(TEAC)−日本
SPEAKER
■DUEVEL−ドイツ
AMPLIFIER
■ESOTERIC-AUDIO-RESERCH(E.A.R)−イギリス
という組み合わせなのです。
中でも、スピーカーはこれまで見たことがないものです。
全体は、こんな感じ↓
DUEVELのスピーカーが合計4つ対峙するような配置で置かれていました。
一見した限りでは、ソフトはあまり充実しているようには見えませんでしたが、それはおいおい増えていくものなのでしょう。
あくまで「音を中心に聞かせる」というコンセプトではありませんから、BGM的に聞こえてくるのですが、それが心地よいのです。
耳をそばだてて聞き込んでも疲れることなく、空間に馴染んで聞こえてくるのでした。
週末はライブもできる空間となっており、ジャズやクラシックのプログラムが定期的に予定されています。
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基礎データ
店名:和カフェ・たらそ
場所:愛知県幡豆郡吉良町宮崎字弥五郎3-3
電話番号:0563-32-4222
営業時間:月・火・水・金 11:00 開店 〜日没1時間後 閉店
お休み:木曜定休
土日 9:00 開店 〜 21:00閉店
満月に近い土曜日は、24時まで営業
↑コンセプトを感じる設定です。