四日市 salaam
どう老いていくのかを考えていたら、これをやらないと「死ねない」と思い・・・退職。
いきなり、このような文面から始まるホームページに出合った。
今の自分の仕事を天職だと考え、定年まで勤めるというのもひとつの考え方だろうし、たぶんこのように考える人のほうが「世の中」的には圧倒的に多いと思う。
ただ終身雇用制も崩壊し、若い世代の現在の(定職に就けない)状況は「年寄り世代」が(自らの地位確保のしわ寄せとして)引き起こしているという現実もあるわけで・・・。
でもそれって、「今の仕事を自分にとっての天職」だとそう自分に信じ込ませて(そう信じることによって)、しがみついているだけかもしれないって考えたことありませんか?
特に安定した仕事に就いている人は、そんなふうに思っている人、多いと思うなあ(自分よりも、もっとその職業に適している人はたくさんいるんです、実際。)。
(念のため)後者のような思いは何も、香山リカ著『しがみつかない生き方』を読んだからというわけではありません。
さて・・・・・・・・・・・・・・・・・、
定年後に健康であれば、まだ約20年間の生活が待っています。
私は身体が弱いので、そんなには生きられないとは思いますが・・・・・・(でも人間ドックの数値的にはすこぶる健康)。
ならばどうするか?
先達の姿を見たり話を聞いたりすることで、見えてくることもあるでしょう。
今回は三重県四日市市salaamに伺いました。
→渋滞で有名な四日市ICからすぐ!
標記の一文は、公式ホームページの【オーナーから一言】に載っているものです。
そこには
【店のコンセプト】
子育てや仕事に追われた中高年の人達がホッと一息つける雰囲気を心掛け、建てました。
若手のミュージシャンやプロを目指す若い人を応援して行きたい。
ともあります。
Conceptの1点目は以前紹介したRay coffee houseのConceptとも似ています。
(私がそういうところだけを選んで、伺っているとも言えますが・・・・)
私が伺った4月上旬のとある日の午後も、その世代の方々がお見えになっておられました。
→広い店内は・・・・・、
→天井も高い!
2点目は公式ホームページのこちらをご覧いただければ、着実に歩まれている事がわかるものと思います。
さて、ここがすごいのはaudio system。
−−以下引用
・プリ パワー 等
McIntosh C42
McIntosh MC402
McIntosh MA6900(リザーブ用)
・CDプレーヤー
Esoteric DV-50s
・レコードプレーヤー
ELP レーザーターンテーブル
・スピーカー
JBL DD55000(エベレスト)
−−終了
ELP(エルプ)のレーザーターンテーブルの音をここで初めて聴くことができました。
(Herbie Hancockの“処女航海”が音飛びしたタイミングにも遭遇しました。へぇ〜、そうなるんだぁっていう感じ)
天井も高く、recordingにも対応できるsystemを整えた広い店内(2階席やテラス席もある)は、マスターの思いを具現化し、それを現実に運営していく【箱】のようなものであり、同時に地域との結節点になっているのだと思ったのでした。
→郊外に立地しているせいか、ゆったりとしています。
→お隣は田畑! テラス席もあり。
→ライブもできる余裕の空間。
因みに店名“salaam”は故・本田竹廣のアルバム“salaam salaam”から
(そういえば、私もLPで持ってました)
“salaam”はスワヒリ語(タンザニア・ケニア・ウガンダなどの主要言語で、アフリカ東部・中部で共通語として用いている。バンツー諸語に属する言語のひとつ。アラビア語からの借用語を多く含む)で「平和」を表すそうです。
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基礎データ
店名:salaam(サラーム)
住所:三重県四日市市智積町3191-3
電話:059-326-7568
営業時間:11:00〜23:00
定休日:水曜日
公式ホームページ:http://www.salaam.jp/