「奥州市にパラゴンを設置してあるお店がある」との情報を入手。
訪問してきました。
旧・水沢市の郊外、水沢農業高校の近くにあるらしい。
店の名称は“Half Note”。
のんびりとした田園風景が広がる郊外へ向けて愛車を走らせていると、それらしい建物を発見(県道236号線沿い)。
外観はwoody。
→看板には“coffee & jazz”と記されています。
11:00オープン。
で、私は11:10入店。
入り口ドアを開けて最初に目に入ったのは、正面にあった大槌町の“クイーン”のための募金箱。
“クイーン”:岩手県最古のジャズ喫茶。
佐々木賢一さん(70)が大槌町に店をオ―プンしたのは50年以上も前。以来、全国に名だたる岩手県ジャズ界の中心人物として活躍。
参考ページ:
http://hanamaki.yuicco.com/?eid=98
http://ishiyama.arch.waseda.ac.jp/www/jp/jazzfed.html
そのほかライブの告知等、お知らせ掲示コーナーにもなっているようです。
中扉を開け店内へ。
中央にはグランドピアノが置かれ、右手が広い窓ガラス席、左手がリスニング席。
→窓際席から奥を眺めると・・・。
自分の習性からか、思わず明るい方(窓際席)へ座ってしまいました。
そこから店内の奥を見ると、頭よりも高い位置にエレクトロボイスのSENTRY 500シリーズ(!?だと思われる)が壁から吊されています。
これって、確か重量自体が30kg/1本 以上はあったはず。
窓際席からはパラゴンは視界にないため、奥の席へ移動しました。
すると・・・・・・
「お、お、おぉ〜〜〜〜!」
パラゴン様が鎮座しています。
→パラゴンのためだけに用意されたスペースですね。
床に直置きではなく、ちゃんと主神を祀るがごとく、上段(いや、祭壇と言ってしまいましょう!)を設置してあります。
スピーカーユニットの高さが、客席に座った位置からの耳の高さに合わせてあるんですね。
天井は高めにゆとりをもってとってあり、内装も外装と同じくwoody-likeな壁で覆われています。
パラゴンの木目調に合わせた内装であるとも思えます。
店内には本棚があり、店主の小野寺孝夫さんの関心があるものが置かれているのでしょう、きっと。
また、LPレコードが委託品として置かれていて、(たぶん)相場価格よりも低めの値付けがされているようです(もしかしたら、掘り出し物があったかも? 逆に「これにこの値段はないやろぉ!」的なものも・・・・)。
レコード収蔵枚数20000枚ともいわれ、その一部とともにアンプ部屋(!?)がガラスで店内と仕切られています。
パッと見る限り、MCINTOSHのMC2500が2台、目に入りました(マルチドライブ!)。
BGMレベルの音量よりも大きく、かといってガンガン音出しするほどでもなく、パラゴン側の座席でも会話ができる程度の心地よいレベルだと思います。
一聴して、LPレコードがかかっているのにノイズが殆どない。
レコード盤を丁寧にクリーニングしてあり、使用している伝送(電送)系統にも無駄がないということでしょうか、立派だと思います。
この空間を独り占めして至福の時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。
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基礎データ
店名:Half Note(ハーフノート)
場所:岩手県奥州市胆沢区小山字北昼沢38−5(水沢農業高校前)
電話番号:0197−47−1582
営業時間11:00〜23:00
定休日:木曜