ELLE EVANS (エル・エヴァンズ)


JR小倉駅から若松駅へはJRを折尾駅で乗り換えていくことになりますが、洞海湾を迂回して行くために、時間がけっこうかかります。

で、洞海湾を渡ればいいのですね。

若戸大橋松区と畑区を繋いだ大きな橋の意)は、今年で竣工50周年です。

ならば、それを渡ってみれば・・・・・・、と思っても歩いて渡れないことになっており(車両専用橋)・・・・。

Yahoo!マップの縮尺を拡大してみると、そこには北九州市若戸渡船の「渡船場」なる文字があり、「もしや!」と思って検索してみると、あ〜ら、戸畑区〜若松区を船で結ぶ定期船があるのでした。


 →戸畑駅北口前の道を真っ直ぐ徒歩約4分


戸畑駅から徒歩4分ほどで渡船場へ到着。

時間帯にもよりますが、だいたい10〜20分間隔で運行。

運賃は100円

たった3分の乗船なれど、地元の高校生やビジネスマンらしき人々も利用しており、ちゃんと地域の「足」になっています。

乗船中に見える景色。


 →日水のビルですが、建物の造形が「学校」っぽい


海無し県の住民(私)は、こういうときにはやはり、「ちょっと、嬉しい!」感がでてしまいます(*´∀`*)。

若松側渡船場で下船し歩いて行くと、そのエリアはかつての海運業の一大拠点であった企業群のビルが今も建っています。


 →若松区からの眺め。


ただ(たぶん)その機能は縮小されているようで、ビルそのものをリースしたり、お店にリノベーションしたりしていて、「こんなところに、こんなお店が!」的展開をしているものが、あちこちにちらほら・・・・。

約10分で目的地“ELLE EVANS”へ。


 →マイルス・デイビスの“ラウンドアバウト ミッドナイト”の看板が、一際目を惹きます。


ここのマスター・和田寛市氏は隔月刊のジャズ批評(No.149・2009年5月号)でジャズオーディオ座談会・北九州編に登場しています。

また、ここはあのアバンギャルドをセッティングしてあるお店としても有名なのです(かつてはEXCLUSIVE 2402+PT-R9だったはず)

ドアを開けて右手奥まで続く横長のウナギの寝床的な店内は、4人掛けテーブルを基本に、いちばん奥に例のアバンギャルドとピアノ、ドラムスが置かれています。


 →ミュージシャンのパネル(+サイン)が多く掲示されています。





ライブ会場としてはちょっと狭い印象も受けますが、いやいやどうして、この密接感がいいというミュージシャンやオーディエンスも多いらしいのですね。

「マジ、真ん前でガン見したぜぇ!」的なことに好印象を受ける人もいるらしいのです。

お店の営業は昼と夜に分かれていて、途中2時間の休憩時間があるあたり、マイペースです。

私は夜の開始時間のはじめに伺うことができ、私1人の貸し切り状態です。

ありがたいことでございます。

アバンギャルドの音を独り占めいたしました(さすがに吉祥寺のMEGのようには咆哮してはいませんでしたけど・・・)。至福の空間と時間。

ここは食事もできます。

それもマイルス定食とか、エヴァンス定食とかがあって、「喫茶」と呼ぶよりもそこだけみたら「定食屋さん」みたいだったりします。

極めつけは(↓)、


 →!?


ジャズコロッケって・・・・・・(気になりましたが、他に食事の予定があり、断念)

































 →どうやら、これみたい。


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基礎データ

店名:洋食喫茶エルエヴァンス

住所:北九州市若松区本町2-9-20

TEL:093-751-9508

営業時間:11:30〜16:00  18:00〜23:30

定休日:第1・3日曜