だぁーちゃ



長野県内でも(プライベートで持っている人はいるのかもしれませんが)店内にパラゴンを設置しているお店があります。

それが軽井沢の【だぁーちゃ】。村安宏さんと利枝さんが営まれている追分のお店です。

カタカナで「ダーチャ(dacha)」と書けば「ロシアで市内のアパートに住む人が、週末を過ごす郊外の小屋。別荘。」(広辞苑第5版)となるのですが、ここは「だぁーちゃ」

店名の由来については店内に資料があります。

R18、追分の坂を登り切った「追分」信号の西、昭和シェルと派出所の間の道を北へ。300mほどいくと少し大きめの交差点があり、そこをこえてすぐ左(西側)。


 →マスターの愛車はパジェロ(らしい)。


道路には駐車場が面していて、建物は少し奥の一段低い位置にあります。
そのため、「隠れ家的立地」となっています。

一応、看板もあるのだけれど、周囲に配慮してか?、控えめであえて地味な手作り。

アプローチを下っていくと、入口(というか玄関)。


 →周囲はがたくさん積んであります。


 →このドアから店内へ。


玄関で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えます(こりゃ、人の家にお邪魔する感じですね)

ドアを開けると正面にカウンター席、右側にはパラゴンが鎮座し、右手前には焙煎室のドアが入口に並んでいます。

左側にはテーブル席。左奥には軽井沢の定番(!?)薪ストーブ。


 →据え付け(自作?)。

初来店でいきなりカウンターに座る度胸のない小市民の私は、空いているテーブル席へ。

(室内撮影許可をいただきました)


 →リクライニングチェアとオットマンはストレスレスチェア


自家焙煎されているコーヒーメニューの中から、フルシティローストのハイブレンド(quality)とチョコレートケーキを注文。


 →ティッシュボックス立ても「凝ってます」。


座った正面に本棚があり、その書籍の並び具合から、趣味・嗜好の傾向が何となくわかってくるものです。


 →「ジャズ批評」は定期購読!?


インドアではジャズとオーディオ、アウトドアでは山菜やキノコ、健康づくりのための各種アスレチック等、LOHAS的なlifestyleを志向されている感じがします。


で、気になるパラゴンです。


 →LP(12インチ)のほか10インチ盤も!


もともと図体のでかいものゆえ、その設置に関しては、部屋の中で「まず、パラゴンありき!」から始める人が多いと聞きます。

床からの高さも織り込み済みで図面段階から「パラゴンは、ここ!」として設計する。

だぁーちゃの位置は床に直置きのようです(絨毯等の上?)

「ちょっと低いのでは?」

という印象を受けました。


 →アンプ群とレコードプレイヤー。


Analogue Disc中心にかけていただいた音は、往年の50〜60年代を感じさせる柔らかさがあります(西宮のコーナーポケットとは対極的な感じです。私はどちらも好きですけど)

コーヒーカップが正面の棚に並んでおり、名窯の作品を用いて珈琲が提供されます。


 →次回はカウンターに・・・・・・。


私の場合はRoyal Copenhagenでした。


 →このテーブルも椅子もいい感じでした。


珈琲は大きめのカップで、チョコレートケーキも「大きく+ブルーベリーソースがたんまり」状態で、セット価格800円也。


 →自家製で、おいしい。


珈琲を一口。

「あ〜、おいしい。ちゃんとコクのある深さだぁ!」

珈琲の美味しいジャズ喫茶って、実はあまり多くはないのですが、ここはその要件を満たしていると思います。

入口にはちゃんと「だぁーちゃは珈琲とジャズを楽しむお店です。」と書いてあるとおりです。





五感で感じるもてなしのあり方を再確認できた、いいお店だと思います。


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基礎データ

店名:自家焙煎珈琲とジャズの店 だぁーちゃ

場所:長野県北佐久郡軽井沢町追分1441−7

営業時間:10:00〜18:00

定休日:水曜日

電話番号:0267-45-3951

公式ホームページ:http://blog.livedoor.jp/darcha1441/(ブログ)