京都・木屋町と河原町の間の小路、何筋目(※)かは忘れましたけど、一度、この店の前に立つと、目に焼き付いて忘れないデザインのドア、それが「ブルーノート」でした。


※ 河原町六角下ル1筋目東入ル北車屋町264の曙会館1階−−−です(^_^)。


ライブもできるジャズ喫茶でしたが、狭いのなんのって・・・・・。

店内カウンターの造形とデザインも秀逸で、半円形のカウンターは、ピアノの鍵盤のデザイン。

懐かしゅうございます。

そんな「ブルーノート」のあった雑居ビルも老朽化。

そして2016年、奈良市勝南院町(通称:ならまち※)へ移転しました。

※  ならまちは、奈良市の中心市街地南東部に位置する、歴史的町並みが残る地域の通称。狭い街路に、江戸時代以降の町屋が数多く建ち並ぶ。ほぼ全域が元興寺の旧境内。 by wikiせんせい

しっとりと落ち着いた街並みが続きます。

そんな中、例のドアに描かれていた「お顔」を発見(↓)。


 → これ、これです。


そう、ここが移転した「ブルーノート」です。

外観は街並みに溶け込んでいます(↓)。


 → 「ならまち」は近鉄奈良駅から徒歩13分、猿沢池から南下します。


しかし、こんな風情あるドア(というよりもむしろ、引き戸)をガラガラと開けると、そこはブルーの世界(↓)。


 → 見覚えのある“BLUE NOTE”のライトも健在。


お店は2階のため、階段を上がります。

「えっ!?」

その階段に昇降リフトが設置されているのです(上の画像参照)。そう、駅(エレベーターが設置できないJR御茶ノ水駅とか)にある、あの車椅子用の器機。

吃驚(゜∀゜)です(きっと、必要があるから、設置されたのでしょう)

そして2階へ足を運んで目に入る、さらなるドアは、そう(↓)、


 → 「おぉ〜、これ、これ。これです!」


京都にあった「ブルーノート」の、「あのドア」なのです。

入店。

目の前にはカウンター、その半分は京都時代からのもの、それに奈良への移転で新たに加えられたものを合わせ、真円のカウンターとなっています。

入口側手前左が新作、奥右(ステージ側)が京都時代のもの。

ちゃんとしたステージもセッティングされており、京都の雑居ビルでのステージとも呼べないようなスペースとは大違い。

ライブハウス、というよりジャズクラブ的な!?

さらに、オーディオ機器。

私の記憶には、京都のお店ではMcIntoshのアンプ(MC-2275あたり)のブルー・イルミネーションが残っているんですけど、こちらでは同じMcIntoshでも、MC275(真空管アンプ)+タンノイ・ウェストミンスターのスピーカー。

音源は、ちゃんとLPレコードをかけてくれています。

ライブは基本、土・日。平日は15:00〜オープン。定休日は水・木。

そーそー、今週末の土曜(2017年4月1日)、55thAnniversary Memorial LIVE(↓)。






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基礎データ


店名:ブルーノート

場所:奈良市勝南院町11番地の1 ならまち 猿田彦神社南側

TEL:0742ー27ー8230

営業時間:15:00−23:00頃

定休日:水曜・木曜

ライブは基本、土・日・祝日開催。

公式ホームページ:http://kyoto-bluenote.jp/

1962年宍道初子さん(通称:オシシ)が河原町三条にオープン、その後河原町六角下ル1筋目東入ル北車屋町264の曙会会館1階へ。現在は大東久夫さんがオーナーです。