再
訪、
BLUE LIGHTS
→住宅街の中です。
以前伺ったときには、奥様がお店番をされていて対応してくださったのですが、今回は奥村さんご本人が「皿回し部屋」におられました。
奥様は庭のお手入れ(草むしりのことですね)をされていました。
→入口ドアにある「張り紙」
入店時にお客が3組いましたが、皆一様にコンクリートホーン(スピーカー)に向かって3列4段に並んでいるシートの真ん真ん中の列にタテに座っていました。
左右のスピーカーとシートを頂点とする三角形のポジションの頂きに、みなさん座りたいのですね。
私もそれにならい、最前列の頂点へ。
LPリストを持ってきていただきました。
「リクエスト可」なのです。
(昔日の思い出が甦ります)
いろいろと悩んだ末にZOOT SIMSの“AT EASE”に決めて「皿回し部屋」へ行こうとすると既にそのジャケットが並んでいました。
聞くと、私のひとつ前の人のリクエストだといいます。
何という偶然。
今ここに居合わせた客が連続でZoot SIMSの“AT EASE”を聴きたいと思うとは・・・・・・・。
あまりの偶然にその場で最後までどっちにするのか迷ったもう一枚のLP、Roy HANESの“OUT OF THE AFTERNOON(A面)”をリクエストすることにしました。
この盤はRoy HANESのDsのアタック音が、なかなか我が家の再生装置ではでないのです(以前ここで聴いた“Bud Powell in Paris”のベース音と同様)。
1曲目のDsからはいるその瞬間に耳を傾けます。
空気を切り裂く雷鳴のようなそんな雰囲気。
そんな場面に出くわした感じなのです。
奥村さんによれば、このスピーカーは高能率で、今かけている音量もたぶん1W程度であるといいます。
先日もNHKの音響技術担当の方が見えられて、色々話を聞いたり、装置を見ていったといいます。
他にも音楽大学の先生がこちらへ足を運ぶことがあるらしい。
ここのすばらしさは、やはり「ベース音」でしょう。
弦を弾く音がリアルに再生されていて、その響きも眼前で弾いているようなのです。
引き締まった音であるせいか、巨大な(あり得ない大きさの)ベースから「ボーンボーン」と音が出ているふうでもなく、実物大のリアルなベース音なのです。
なかなか我が家の機器ではそのように再生されません。
DsのHiHatやCymbal音にちょっと艶がないような気がしましたが、果たしてその点は如何なのでしょうや?
気がつくと奥村さんは2回目のリクエストをしてくださいと、LPリストを持ってきてくれました。再び悩んだ末、今度は“Brown - Roach Inc(A面)”をリクエスト。そう、この装置で“Love is a meny splend thing”を聴きたかったのです。
やはり何度聞いてもClifford Brownのtpは淀みなく、美しい。
音そのものに気品を感じてしまうほど・・・・・・・。
そんな彼の一生が気になったので、本を購入しました(Amazonの該当ページはこちら)。
日本語訳され出版されているものの、買う人ってそんなに沢山いるのだろうかと、心配になってしまうので、絶版になる前に手元に置いておくことにしました(まだ読んでません)。
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基礎データ
店名:BLUE LIGHT
住所:大阪府枚方市東香里元町15-23
電話:072-854-1633
営業時間:PM1:00〜8:00
定休日:水曜
(確認お電話をされてから伺うとよいでしょう)
公式ホームページ:http://www.kcat.zaq.ne.jp/aaamd908/(お孫さんが作ってくれたとか)